メディア掲載

2024.04.15

運動は、私たちの健康寿命を延ばしてくれる効果があります。コロナ禍でも自分にできる運動を!

コロナ禍で外出が制限され、在宅ワークなどが増え、家で過ごす時間が多くなり、運動不足になっていませんか?運動は糖尿病などの生活習慣病を改善させる働きがあります。どのような運動がいいのでしょう? 一般的に、中等度の強度(ややきついと感じるくらい)の有酸素運動が勧められています。筋肉量を増加し、筋力を増強する筋力トレーニングも、同効果があると言われています。毎日仕事で忙しい方、家事でまとまった時間が取れない方など、運動をしたいと思っても、なかなか難しいことが多いと思います。そのような時は、毎日の身体活動量を少しだけ増やすことからはじめてみましょう。家事、買い物や散歩、ラジオ体操などを行い日常の身体活動を増やしましょう。軽い筋力トレーニング、例えば「エスカレーターやエレベーターを使わずに、自分の足で階段の「のぼり・くだり」をすることはよい「運動」になります。ジムや運動場に行かなくても、毎日の少しの工夫で身体活動を増やすことができます。ご自分でできそうな方法を考えてみましょう。
特に、高齢の方にとって、定期的な身体活動や歩行などの運動は、血糖値に対する効果だけでなく、大血管障害の予防、認知症の予防、ねたきりの予防などの健康寿命を延ばすのによい効果があります。少なくとも週3日、できれば毎日やると効果的です。1日の間で、いつ行っても構いません。1回につき20から60分、1週間に150分以上行うことがお勧めです。糖尿病で、食後に血糖値が高くなるような方は、食後1~2時間頃に運動を行うとよいでしょう。